164名の多数の皆様にご参加頂き開催しました。ありがとうございました。
(平成23年3月2日開催)
平成23年1月
グローバルな経済社会において、我国が持続的な経済発展を維持して行くためには、世界に誇れる技術・サービスを世界の市場に展開する以外に道はございません。しかし、日本企業の現実は、世界一の技術力を保有するにも拘わらず、インフラ技術輸出や国際標準獲得に失敗し、グローバル市場で負け続けています。なぜ日本は技術・サービスの海外展開をなし得ないのでしょうか。その大きな理由の一つとして、「言語の問題」があり、技術・サービスの海外展開に際して迅速性やコスト面で後れをとることが挙げられます。 そのような課題解決策として、「産業日本語」(産業情報を客観的かつ正確に伝達し、機械処理に適した日本語)の開発、及び、その活用を支えるIT技術や言語処理技術といったプラットフォームの開発が必要になっています。 第2回シンポジウムでは、産業日本語とプラットフォームの確立と普及が、日本の技術・サービスを海外展開するという国策を支える基盤として、きわめて重要であることを理解していただくために、産官学の有識者にそれぞれのお立場からご講演をいただき、皆様と意識を共有したいと考えております。
本シンポジウムは、以下の日時、内容にて行ないます。参加費は無料です。ぜひ多数の方にご参加いただきたく、ご案内申し上げる次第です。よろしくお願いいたします。
顧問:長尾 眞 (国立国会図書館)
代表:井佐原 均 (豊橋技術科学大学)
辻井 潤一 (東京大学)
橋田 浩一 (産業技術総合研究所)
山崎 誠 (国立国語研究所)
隅田英一郎 (情報通信研究機構)
横井 俊夫 (Japio特許情報研究所)
■日時:
2011年3月2日 13:00 – 17:40
■場所:
東京大学 情報学環・福武ホール ラーニングシアター (東京大学 本郷キャンパス)
■目的:
「産業インフラとしての言語」への課題と取組み
■参加費:
<< プログラム >>
(1)開会あいさつ 13:00 - 13:10
橋田 浩一 言語処理学会会長/独立行政法人産業技術総合研究所社会知能技術研究ラボ長
第一部 13:10 - 16:25
(2)基調講演 知識インフラと日本語
長尾 眞 国立国会図書館館長
(3)招待講演 日本企業のグローバル展開とそれを支える情報通信技術
宇治 則孝 日本電信電話株式会社代表取締役副社長
(4)招待講演 特許における明晰な日本語の重要性と特許庁の機械翻訳に対する取組
淺見 節子 特許庁特許審査第三部長
(5)招待講演 グローバル化と産業日本語への期待
福永 泰 日立オートモティブシステムズ株式会社取締役CTO
《 休憩 15分 》
(6)招待講演 企業の国際化と多言語対応の必要性
土井 美和子 株式会社東芝研究開発センター首席技監
(7)招待講演 Webサービスへの自然言語処理の適用
松井 くにお ニフティ株式会社技術理事
第二部 取組・研究事例の紹介 16:25 - 17:40
(8)研究事例 産業日本語プラットフォーム委員会の活動について
井佐原 均 豊橋技術科学大学教授
(9)研究事例 言語知識の体系化による知的活動の支援
橋田 浩一 言語処理学会会長/独立行政法人産業技術総合研究所社会知能技術研究ラボ長
(10)研究事例 アラジン・フォーラムが提供する言語処理ツールと言語データ
隅田 英一郎 独立行政法人情報通信研究機構グループリーダー
(11)全体討論
※シンポジウム終了後、福武ホールスタジオにおいて懇親会(参加費1000円) を行ないます。こちらもぜひご参加の上、参加の方々でご交流ください。
主催:高度言語情報融合フォーラム(ALAGIN)、言語処理学会、日本特許情報機構(Japio)
後援:総務省、経済産業省、特許庁、国立国語研究所、情報通信研究機構、工業所有権情報・研修館、情報処理学会、人工知能学会、アジア太平洋機械翻訳協会
■事前申込締切 2月24日(木) ご予定がつく方は、以下の「事前申込先」よりご登録をお早めに行ってください。 座席数(180席)が満席になり次第、申し込みを締め切らせていただきます。 なお、座席に空きがある限り、直前、当日の申し込みもお受けいたしますので お気軽にご参加ください。
■事前申込先:
申込み数が定員になりましたので、締め切らせていただきました。シンポジウムの情報は後日掲載する予定です。
■シンポジウム全般のお問い合わせ先:
第2回産業日本語研究会・シンポジウム事務局 担当 信(のぶ)
(一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター内)TEL 03-3351-8423